第37回豊前・豊後地域連携パス研究会
2019.4.20 第37回豊前・豊後地域連携パス研究会で講演させて頂きました。
この会は11年前に中津市医師会主導で発足し、病院から介護施設まで、さらに行政や保健所等の他職種の方々が顔を合わせ、お互いの立場を理解し、共に学び合う会で、年に3回開催しております。
本研究会の担当理事である私は、今回骨粗鬆症の疫学・背景から予防、診断、治療に至るまでの実情、当院における骨粗鬆治療の現況についてお話させて頂きました。
特に大腿骨近位部(足の付根)骨折を起こすと、約20%が1年以内に死亡する、約50%が5年以内に死亡する、また大分県は本骨折の発症率が全国ワースト4位というデータがあるため、骨折予防の重要性について強調しお話させて頂きました。
薬を止めると、約1〜2年で元のベースラインに戻ってしまいますので、治療の継続が骨折予防で重要です。
また最近の研究で、骨粗鬆症は動脈硬化や慢性腎臓病、糖尿病などの全身疾患と関連することが分かっており(臓器間ネットワークシステムといいます)
生命予後の観点からも治療の継続が必要です。
骨粗鬆治療について質問、相談等ございましたら、どうぞお気軽に当院を受診されて下さい。
掲載日: 2019年05月04日(土)
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